心の豊かさを広げる:日本の優しさを世界へ届けるために
「日本に生まれて良かった」と感じる人々は、かつてほど多くはないかもしれません。日本が世界でもトップクラスの安全な国であるにもかかわらず、そうした思いが薄れつつあるのはなぜでしょうか。
私は常に、クライアントには『感謝を忘れないように』と伝えています。私たちをここまで育ててくれた人々への感謝、今も支えてくれる人々への感謝、そして日々の当たり前のように思えることにも感謝の気持ちを抱くことが大切です。
たとえば、目が見えること、指が5本あること、新鮮な空気を吸えること、綺麗な水を飲めること、生卵を安心して食べられること、そして五体満足に生まれたこと。これらは全て感謝の対象です。
感謝できるのは人間だけだと言われており、それは人間の特権とも言えるでしょう。しかし、現代の社会では、以前よりも不平不満や愚痴、揚げ足取り、ネガティブな思考に囚われる人々が増えているように感じます。
昔から「地獄極楽は胸三寸にあり」という言葉があります。この世を地獄と感じるのも、極楽と感じるのも、すべては自分の心次第。幸せになるための鍵は、いつでも自分の中にあるのです。
話を戻しますと、日本は他国から見ても素晴らしい国です。その事実を多くの国々が認めています。技術力、心の豊かさ、礼儀正しさ、誠実さ、人に対する思いやり、日本には誇るべき点がたくさんあります。こうした特徴があったからこそ、かつては世界に対して惜しみない奉仕を続け、日本を好きになってくれる海外の方々が多かったのだと思います。
しかし、残念ながら、今の日本の評価は昔ほど高くなくなりつつあります。日本のレベルが落ち、「素晴らしい国」と言われることが減っているのも事実です。
私たち心のサポートセンター「ここさぽ」は、世界に日本の優しさをさらに伝え、手を差し伸べる活動を通じて、先人たちが培った大和魂を呼び戻し、日本を愛で包み、その愛を世界に届ける取り組みを進めていきたいと考えています。
感謝できる心は人間の最大の長所です。その心を再び呼び覚まし、日本人のレベルを高め、困っている世界の人々を皆で支えること?それが私たち「ここさぽ」の使命のひとつだと信じています。